しかし、今の状態だとどんなにがんばっても1列しか文字列を表示することが出来ません。
そこで今回勉強するのは改行の仕方「改行文字」の勉強です。
改行文字
例えば、
あいうえお
かきくけこ
と表示させたい場合、
#include <stdio.h>
int main(void)
{
printf("あいうえお");
printf("かきくけこ");
return 0;
}
というのを実行してみましょう。
実行結果
あいうえおかきくけこ
というように単にprintf関数を2つに分けて書いても実は改行されないんです。
そこで「printf関数」を使った改行方法を知るために
今回勉強するのは「改行文字」というやつです。
改行文字とはそのまま改行するための特殊な文字です。
¥n
と表記します。¥ と n を組み合わせて特殊な一つの文字を表します。
この特殊な文字の総称を拡張表記(エスケープ・シーケンス)なんて言います。
他にもこういった文字がありますよということを覚えておいてください。
日本の場合は「¥(円マーク)」ですが海外では「\(バックスラッシュ)」を使用します。
どちらを使っても特に問題はありません。このサイトでは¥(円マーク)を使用します。
ではこの改行文字をどこに入れて使うかです。
ここで覚えておきたいことは「¥n」はあくまで1つの文字(列)だということです。
先ほど
printf("あいうえお");
と書いて実行したとき表示されたのは""(ダブルクォーテーション)の間の文字列でしたよね。
ちなみに""の間に書かれた文字を文字列といいます。
間違っても
printf("あいうえお"¥n);
と書いてはいけません。「""」の間の改行させたいところに¥nを書きます。
#include <stdio.h>
int main(void)
{
printf("あいうえお¥n");
printf("かきくけこ¥n");
return 0;
}
これが正しい例です。
実行結果
あいうえお
かきくけこ
さて少し頭を働かせましょう。
先ほど「改行させたいところに¥nを書きます」と言いました。
何が言いたいか分かるでしょうか??
「¥n」は文字列なんだからどこに何個書いても大丈夫なんです。
そうすると上のプログラムを「printf関数」1回だけ使用して書くことも出来ると思います。
#include <stdio.h>
int main(void)
{
printf("あいうえお¥nかきくけこ¥n");
return 0;
}
実行結果
あいうえお
かきくけこ
こんな風に書くことも出来ます。
ただし、どちらが見やすく理解しやすいか(見た目の問題)といえば
#include <stdio.h>
int main(void)
{
printf("あいうえお¥n");
printf("かきくけこ¥n");
return 0;
}
の方が見やすいし、改行されていることも見て分かりやすいのでこちらをオススメします。
おさらい
改行には「¥n」を使う
「¥n」は改行させたいところに書くことが出来る
¥nのような特殊な文字の総称を拡張表記(エスケープ・シーケンス)という
練習問題
以下の実行結果が表示されるプログラムを作成してください。ただしprintf関数の呼び出しは1回限りとします。
起
承
転
結
分からない人はもう一度読んでみてください。
しっかり読めば必ず分かると思います。
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タグ:C言語
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